仏自動車部品大手のフォルシアが24日発表した2011年7-9月期の連結売上高は37億8,700万ユーロとなり、前年同期から16%増加した。北米やアジアでの販売好調が増収に貢献した。
\製品売上高は前年同期比14%増の28億6,500万ユーロだった。地域別で見ると、主力市場の欧州が8.5%増の17億440万ユーロ、北米が23.6%増の6億3,680万ユーロ、南米が17.0%増の1億7,720万ユーロ、アジアが17.1%増の2億8,280万ユーロといずれも増収となった。製品別売上高では、自動車用シートが7.9%増の11億140万ユーロ、内装システムが12.2%増の6億8,400万ユーロ、エギゾースト・システムが18.1%増の7億1,190万ユーロ、エクステリアが27.1%増の3億6,830万ユーロにそれぞれ拡大した。
\フォルシアのアンベール最高財務責任者(CFO)は、自動車生産にペースダウンの兆しは見られないことから、10-12月期も高水準の売上高が期待できるとの見通しを示し、11年通期業績については、7月に発表した総売上高で157億~159億ユーロ、営業利益で6億2,000万~6億5,000万ユーロとの見通しを堅持した。
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