仏タイヤ大手ミシュランが10月26日発表した2011年1-9月期の売上高は、前年同期比17.3%増の152億4,600万ユーロに拡大した。世界的な自動車需要の拡大でOEMタイヤ、リプレイスタイヤともに販売が好調に推移し、販売量は9.3%増加した。
\部門別売上高では、乗用車・軽トラック部門が10.9%増の79億1,600万ユーロ、トラック部門が22.0%増の49億9,500万ユーロ、特殊部門(建機、航空機など)が32.3%増の23億3,500万ユーロにそれぞれ拡大した。
\同社は10-12月期の欧州市場ついて、乗用車・軽トラック用リプレイスタイヤ部門はウィンタータイヤ需要の動向に左右されると指摘。トラック部門の見通しは不透明な一方で、特殊部門は安定した需要が見込まれるとした。10年通期の見通しは、販売本数で前年比8%増、営業増益とフリーキャッシュフローで黒字を確保するとした当初目標を改めて確認した。
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