独アーヘン工科大(RWTH)やメネケス(充電プラグメーカー)などが参加する産学共同プロジェクト「スマート・ホィールズ」は、アーヘン市で電気バス(EVバス)の実証試験を開始した。路線バスとして日々の運行業務に投入し、使い勝手や性能を評価するとともに、実用化に向けた技術課題などを探る。
\EVバスを設計・制作したのはRWTH付属アーヘン自動車研究所(ika)。バッテリーはRWTH付属コンバータ技術・電気駆動研究所(ISEA)が担当した。ISEAは、路線バスの走行特性や運行ダイヤを考慮しながら、2本のバッテリーを組み合わせた電気容量45kWhのバッテリーパックを開発した。重量のかさむ大容量電池を採用していないためより多くの乗客を輸送することができるようになる。容量が小さいため頻繁に充電しなければならない。このため、急速充電システムを開発し、わずか20分で2~3時間の走行に必要な電気を充電できるようにした。運行の合間などに充電することになる。
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