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2011/11/18

総合 – 自動車産業ニュース

独連邦議会、ディーゼル微粒子除去フィルターの後付けを助成

この記事の要約

ドイツの連邦議会(下院に相当)の予算委員会は11月11日、ディーゼル車の排ガス浄化装置であるディーゼル微粒子除去フィルター(DPF)の後付け装着を助成する予算として3,000万ユーロを2012年の予算に盛り込むことを決定 […]

ドイツの連邦議会(下院に相当)の予算委員会は11月11日、ディーゼル車の排ガス浄化装置であるディーゼル微粒子除去フィルター(DPF)の後付け装着を助成する予算として3,000万ユーロを2012年の予算に盛り込むことを決定した。

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対象となるのは、ディーゼル乗用車と3.5トン以下の軽商用車。1台当たりの助成金は330ユーロで、3,000万ユーロの予算は約9万台分に相当する。

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政府はDPFの後付け装備を支援することにより、特に市街地の大気汚染を防ぎ、欧州連合(EU)による大気中の粒子状物質に関する規定を遵守する。また、ドライバーにとっても、環境ゾーンが設けられている市街地に進入できる利点がある。

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助成金は2012年1月1日から利用できる。ドイツでは2009年と2010年にもDPFの助成措置が実施された。2011年に装備したDPFに対して遡って助成金を申請することはできない。

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独業界紙『オートモビルボッヘ』によると、予算委員会のメンバーであるベルンハルト・シュルテドリュッゲルテ連邦議会議員の事務所は問い合わせに対し、2013年もDPFの助成に3,000万ユーロの予算を計上することで合意していることを認めた。ただし、助成額は260ユーロに引き下げられる見通しという。

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