独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は7日、スロバキアのブラチスラバ工場で行っている新世代コンパクトカーシリーズ「ニュースモールファミリー」の生産で、2交代制を導入した。現地SITA通信が伝えた。
\ブラチスラバ工場は8月に、ニュースモールファミリーの第1弾となる「Up!」の量産を開始。その後、チェコ子会社シュコダの「Citigo」とスペイン子会社「Mii」の生産もスタートした。
\VWスロバキアの広報担当者、メチャリーク氏がSITA通信に明らかにしたところによると、VWはニュースモールファミリーの生産のため、ブラチスラバ工場に3億800万ユーロを投資。1,500人を新たに雇用した。また、VWスロバキアのトルストマン最高経営責任者(CEO)は先ごろ、スロバキアのガシュパロビッチ大統領と会談し、新たにコンパクトカーの新モデルを生産車種に追加することによって、2012年の生産規模を40万台に引き上げる計画を説明した。
\ \■ 米ビステオン、VW「Up!」に暖房・空調機器を供給
\ \米自動車部品大手のビステオンは15日、VWの「Up! 」に暖房・空調機器を供給すると発表した。コンパクトな設計ながらも高効率・高性能を確保しているという。同システムはドイツのケルペンにある技術センターで開発した。スロバキアのイラヴァ(Ilava)工場で生産する。
\