英自動車工業会（SMMT）が17日発表した2011年10月の国内自動車生産統計によると、乗用車の生産は前年同月比14.1％増の12万8,654台だった。輸出が19.6％増の11万1,607台に伸びた一方、国内向けは12.5％減の1万7,047台に低迷した。商用車の生産は前年同月比2.9％減の1万1,337台で、輸出が21.2％減の6,592台、国内向けは43.4％増の4,745台に伸びた。また、10月のエンジン生産は23万6,248基と、前年同月から12.0％増加した。
\SMMTのポール・エヴェリット会長は、「10月の自動車生産は3月以来の高い水準となった。英国産の完成車やエンジンに対する国外からの需要が旺盛なことは、経済状況が厳しい中で明るいニュースだ」と述べる一方で、国内需要が弱含みの状態が続いていることは懸念材料であるとし、政府は今月発表する経済白書で、民間部門の投資を促し経済成長を支える施策を示すことが重要との見方を示した。
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