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2011/11/25

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独BASF、電池材料事業ユニットを年初に発足

この記事の要約

独化学大手のBASFは23日、新事業ユニット「バッテリー・マテリアルズ」を2012年1月1日付けで発足させると発表した。既存の電池関連事業を集約し、電池メーカーに総合的なサービスを提供するとともに研究開発を強化する。\ […]

独化学大手のBASFは23日、新事業ユニット「バッテリー・マテリアルズ」を2012年1月1日付けで発足させると発表した。既存の電池関連事業を集約し、電池メーカーに総合的なサービスを提供するとともに研究開発を強化する。

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新事業ユニットでは、触媒事業Catalysts(主にカソード材の開発)、中間体事業Intermediates(主に電解質の開発)、子会社BASFフューチャービジネス(主に次世代リチウムイオン電池の開発)からそれぞれの電池関連事業を集約し、触媒事業の一部として統合する。新ユニットを統括するのは、触媒事業で29年の経験を持つラルフ・マイクスナー氏。触媒事業は米ニュージャージー州のイズリンに本部を置く。新事業ユニットは2012年上半期から業務を開始する予定。

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BASFは今後5年間で電池材料の研究開発や生産設備の構築などで同事業ユニットに数億ユーロを投資する計画。アノードやセパレーターも含むリチウムイオン電池の材料のほか、リチウム硫黄電池やリチウム空気電池などの次世代電池の開発にも取り組む方針を示している。BASF は昨年に米オハイオ州のエリリアにカソード工場を建設する計画を発表するなど、リチウムイオン電池事業を強化している。

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英エコカー情報サイト「グリーンカーウェブサイト」によると、同社はニッケル・コバルト・マンガン系のカソード材をすでに製品化している。

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