独自動車部品大手のシェフラーが22日発表した2011年1-9月期の売上高は約81億ユーロとなり、前年同期に比べ15%拡大した。営業利益(EBIT)は19%増の13億ユーロで、売上高利益率で16.7%を確保した。最終利益は7億4,300万ユーロだった。
\同社は大幅な増収増益を受けて、2011年通期の目標である10%以上の増収およびEBITベースの売上高利益率で13%以上を確保する目標は達成可能であるとの見通しを示した。ただ、欧州市場では需要が落ち込む兆しが見え始めていると指摘。世界全体では引き続き高成長を維持できるとの見通しを示し、第4四半期(10~12月)は前年同期を若干上回る増収を見込んでいる、とした。
\1-9月期の地域・国別の売上高は、欧州(ドイツを除く)が18%増と最も伸び率が大きく、アジアが16%増、ドイツが14%増で続いた。また、事業部門別では、自動車が15%増の54億ユーロ、産業部門が19%増の約26億ユーロにそれぞれ拡大した。
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