独高級車大手のBMW は、独炭素製品大手SGLカーボンの資本の15.16%を確保したもようだ。同社はこれまでSGLに5.17%を出資していた。複数のメディア報道によると、BMWは市場でSGL株を買い付けたほか、株式購入オプションにより、SGLの株式を取得する権利を確保したもよう。今回の措置は、フォルクスワーゲン(VW)が今年初めSGLに資本参加(出資比率:8.18%)したことを警戒する動きと見られている。BMWの大株主であるスザンネ・クラッテン氏もVWの動きを受けて、投資会社のSKionを通してSGLへの出資比率を約29%に引き上げた。炭素繊維は自動車の軽量化に寄与する材料として自動車業界で高い関心を集めている。
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