中国の長城汽車はこのほど、オランダ応用科学研究機構（TNO）と戦略提携したと発表した。基本設計やアクティブ・セーフティとパッシブ・セーフティ、排気ガス低減、新エネルギーなどの分野の研究開発で協力するほか、長城汽車が欧州に設立する技術開発センターについて意見交換する。
\長城汽車の黄勇副総裁は、「欧米諸国は厳しい衝突安全基準や排ガス基準を採用している」と述べ、欧州に設立する技術開発センターを、安全技術で世界トップレベルに引き上げ、国際的なハイエンド市場でシェアを伸ばすための足がかりとしたいとの期待を示した。一方、TNOのレオ・クステルス所長は、長城汽車と安全技術の研究開発で協力するほか、衝突安全テストの実施で技術支援する考えであることを明らかにした。
\TNOは科学技術分野における応用技術の開発などを行うことを目的に1930年に設立された欧州で最大規模の総合受託試験研究機関で、従業員は5,000人。
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