フィンランドのタイヤ大手ノキアンタイヤズは11月25日、林業機械や重機、農機向けのヘビーデューティータイヤの需要が減少していることを受け、2012年から減産すると発表した。ヘビーデューティータイヤを手がけるノキアンヘビータイヤズの従業員260人のうち100人を自宅待機あるいは解雇するほか、操業体制を週5日3交代制とする。
\2010年のノキアンヘビータイヤズの売上高は8,100万ユーロで、グループ売上高の7%にとどまっている。スウェドバンクのアナリスト、ティロラ氏は、「ヘビーデューティータイヤの需要は今年7-9月期から減少する兆候が出ており、減産は驚くべきことではない」とする一方で、ヘビーデューティータイヤがノキアンタイヤズの総売上高の占める割合は小さく、減産がグループ全体の業績に与える影響は限定的との見方を示している。
\