英国のベイカー交通相は11月29日、低炭素バスの普及を目的とした「グリーンバス基金」から、低炭素バスを導入する自治体やバス運営会社に2,500万ポンドの補助金を交付すると発表した。
\グリーンバス基金は、ハイブリッドバスや電気バスなどの低炭素バスを導入する自治体やバス運営会社を支援するため2009年に創設された。これまでに4,700万ポンドを交付し、540台の低炭素バスを導入した。ベイカー交通相は、「多くのバス運営会社から話を聞いてきたが、グリーンバス基金からの交付金を拡充してほしいという要望が多かった。要望に応えることができるのを嬉しく思う」と述べた。英自動車工業会(SMMT)のエヴェリット会長は、「グリーンバス基金は環境の改善と低炭素産業力の向上に非常に効果的であることが証明されている」と指摘したうえで、基金の拡充は、「低炭素バスの販売促進によってマーケットの成長に寄与し、付加価値の高い仕事を確保するとともに、英国が低炭素交通システムへの移行で世界をリードする立場になることを後押しする」とコメントした。
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