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2011/12/9

企業情報 - 自動車メーカー

PSA、新たな3気筒エンジンシリーズの生産を開始

この記事の要約

仏自動車大手のPSAプジョー・シトロエンはこのほど、フランスのトレムリー工場で新型3気筒ガソリンエンジンシリーズの生産ラインを稼働させた。\ 当該エンジンの出力は50~60kWで、従来の同水準の4気筒エンジンに比べ、二酸 […]

仏自動車大手のPSAプジョー・シトロエンはこのほど、フランスのトレムリー工場で新型3気筒ガソリンエンジンシリーズの生産ラインを稼働させた。

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当該エンジンの出力は50~60kWで、従来の同水準の4気筒エンジンに比べ、二酸化炭素(CO2)排出量を25%削減。走行100キロメートル当たりの燃費も約1.5リットル改善している。

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新型エンジンは当初、2012年第1四半期に市場投入する予定のプジョー「208」に搭載する。出力60kWの1.2リットルVTIエンジンを搭載したモデルのCO2排出量は走行1キロメートル当たり104グラム、出力50kWの1.0リットルVTIエンジンを搭載したモデルは同99グラムとなる。

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当該エンジンの開発プロジェクトは2008年初めから開始。総額7億1,700万ユーロを投資してきた。そのうち、研究開発に4億6,000万ユーロ、製造設備に2億5,700万ユーロを投資した。

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トレムリー工場の生産能力は年64万基で、新たに500人の雇用を予定している。将来はラテンアメリカや中国でも同エンジンを生産する方針を示している。

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