仏自動車部品大手のヴァレオは6日、英開発サービス会社のコントロールド・パワー・テクノロジーズ(CPT)から可変トルク増強システム(VTES)事業を買収したと発表した。これにより、ヴァレオは様々な電気式スーパーチャージャーを提供できるようになる。
\電気式スーパーチャージャーは、排気を利用するターボチャージャーと異なり、電気モーター(SRモーター)でコンプレッサーを駆動させる。このためターボチャージャーよりもレスポンスが早い利点がある。
\また、エンジンの小型化が可能になるため、燃費が改善し、二酸化炭素(CO2)排出量を削減できる。さらに、ヴァレオのエネルギー回生システムと組み合わせて、コスト競争力の高いハイブリッドシステムも提供できるようになるという。
\VTES事業は、ヴァレオのパワートレインシステム事業グループに組み込まれる。
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