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2014/2/7

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この記事の要約

欧州でこのほどスタートした自動運転技術の大型研究開発プロジェクト。フランス、ドイツ、ギリシャ、イタリア、スペイン、スウェーデン、オランダ、英国の8カ国から自動車メーカーや部品会社、大学・研究機関など29パートナーが参加す […]

欧州でこのほどスタートした自動運転技術の大型研究開発プロジェクト。フランス、ドイツ、ギリシャ、イタリア、スペイン、スウェーデン、オランダ、英国の8カ国から自動車メーカーや部品会社、大学・研究機関など29パートナーが参加する。

実施期間は42カ月(2014年1月~2017年6月)。独自動車大手のフォルクスワーゲングループが調整役となる。予算は2,500万ユーロで、うち欧州連合(EU)の欧州委員会は1,430万ユーロを支援する。

自動運転技術は、道路交通の安全性向上や渋滞解消などの効率改善、運転の快適性向上などに寄与すると期待されている。今回のプロジェクトでは、高速道路、市街地、駐車における部分的な運転支援技術と高度な自動運転を研究対象とし、乗用車およびトラック向けの新しい機能の開発・試験に取り組む。実証試験では、乗用車7台とトラック1台を使用する計画という。

また、自動運転技術は、ドライバーの同技術への信頼が生まれて初めて実用化できることから、ドライバーと自動運転システムの連携に重点を置いている。このほか、交通規制など、法整備に関連した問題にも取り組む。

自動車大手からはVWのほか、BMW、ダイムラー、フォード、ルノー、PSAプジョー・シトロエン、オペル、フィアット、ボルボが参加。自動車部品メーカーは、ボッシュやコンティネンタル、デルファイのドイツ法人が参加する。また、大学・研究機関、中堅企業も同プロジェクトに参加している。

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