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ドイツ連邦教育研究省(BMBF)が支援する自動運転機能を装備した電気駆動車(エレクトロモビリティ)向け通信システムの共同研究開発プロジェクト。

車両、交通インフラ、モビリティサービスなどのデータを連携・統合するためのシステムアーキテクチャを構築し、実証試験を実施する計画。その際、ITセキュリティ、データ保護に重点を置いている。

実施期間は2015年12月1日~2018年11月30日までの36カ月。フラウンホーファー研究所など8パートナーが参加している。

自動運転機能を装備した電気駆動車では、車載センサーが収集したデータと交通インフラやモビリティーサービスなどの外部情報を統合することで、燃費改善や渋滞解消など、交通安全や運転の快適性の向上、環境負荷の低減に寄与することができる。

その際、移動通信やデジタル放送などの様々な通信規格や技術(例:DAB+、TPEG、RFIDなど)を統合することが課題となる。

今回のプロジェクトでは、第1段階として、車両、交通インフラ、モビリティサービスなどのデータを連携・統合するためのシステムアーキテクチャを構築した。

これから取り組む第2段階では、同アーキテクチャをシミュレーションを使って試験するほか、ベルリンとザールラント州メルツィッヒの2カ所で実証試験を実施する。

同プロジェクトには、下記の8社・機関が参加している:

Bayerische Medien Technik (bmt) GmbH

フラウンホーファー・オープン通信システム研究所(FOKUS)

フラウンホーファー・安全情報技術研究所(SIT)

ベルリン工科大学のDaimler Center for Automotive Information Technology Innovations(DCAITI)

ザールラント技術・経済大学(htw saar)

SWARCO Traffic Systems GmbH

NXP Semiconductors Germany GmbH

シュレースビヒホルシュタイン州データ保護センター(ULD)

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