ドイツの新興企業であるソフトエア会社APi – Automotive Process Instituteが開発した中古車販売用の自動車スキャニングシステム。中古車の内装・外装を短時間で3次元(3D)のデジタル画像に変換することができる。また、損傷部分に関する情報も取り込むことができる。
ディーラーは、手動で車両を撮影したり、データを入力する手間を省くことができるうえ、「Digital Twinn」と呼ばれる完成したデジタル画像をオンライン上で公開し、良質な画像で車両情報を提供することができる。同システムはすでに、複数の自動車ディーラーが使用している。
同システムは、「Twinner Space」と呼ばれるスキャナー施設内に車両を置くと、車体下も含む全方向(360°)から車両を撮影する仕組み。その後「Twinner Cloud」と呼ばれるシステムでデータを加工する。
「Digital Twinn」と呼ばれる車両のデジタル画像では、内装や損傷部分、装備などの情報も含め車両の全体像をディスプレー上で確認することができる。
APi – Automotive Process Instituteは、ライプチヒとハレに拠点を持ち、現在、従業員約100人を抱えている。