独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車が2月にチェコのリベレツ工科大学に開設したチェコ初のコワーキング・ラボ(Coworking-Lab)。同社と学生の交流を活発化するためのプラットフォームの役割を担う。
学生は、UNI.Labを通してシュコダ自動車への就職やキャリア形成の可能性などについて情報を得ることができる。また、電動車、デジタル化、自動運転などに特に重点を置いた自動車業界における最新動向などについての学生とシュコダ自動車の情報交換の場とする。シュコダ自動車は、UNI.Labを通して学士・修士論文のアドバイスも行う。
シュコダ自動車のMichael Oeljeklaus取締役(生産・物流担当)はUNI.Labの開設に際し、「自動車業界が大きく変化する中、企業と大学との交流においても新しいコンセプトや形態が必要となる」と述べ、「専門知識を持つ優れた従業員にとって将来も魅力的な雇用主であるためには、さまざまなキャリア形成の可能性などと並び、常に若い人材と交流を持つことも重要になる」との見解を示している。