独高級車大手BMWが3月7日、ミュンヘンで開催した創業100年を祝うイベントで披露したコンセプトカー。BMWは今後、「THE NEXT 100 YEARS 」をモットーに、「アイコニック・インパルス」と名付けたワールドツアーを実施する計画で、コンセプトカーは、ロンドン、北京、ロサンゼルスのイベントでも披露する。6月にロンドンで開催するイベントでは、MINIとロールスロイスのコンセプトカーを、ロサンゼルスのイベントでは自動二輪のコンセプトモデルを公開する予定。
「Vision Next 100」は、「ブースト」モードと「イーズ」モードを選択することができる。ブーストモードでは、最適な速度を表示するなどドライバーの運転支援に重点を置く。これに対し、イーズモードでは、ハンドルやミドルコンソールが格納され、自動運転となる。シートの向きを変えてドライバーと助手席の同乗者が向き合う形で話すこともできる。
BMWのハラルド・クリューガー社長はミュンヘンのイベントで、「今後100年がどうなるかは誰にもわからないが、未来のモビリティーがあらゆる生活分野と連携することは確実であり、高級車メーカーとしてそこに新しいチャンスがあると見ている」とコメントし、顧客ニーズに適したソリューションを開発・提供していく意向を示した。
BMWは3月16日の決算報告会では、同社の戦略「ナンバーワン」の今後について発表する予定。