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2013/4/12

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この記事の要約

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)が調整役を務める電気自動車向けの空調システムを研究・開発するプロジェクト。フラウンホーファー建築物理研究所(IBP)と独エンジニアリング会社のP+Zエンジニアリングも参加している。 […]

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)が調整役を務める電気自動車向けの空調システムを研究・開発するプロジェクト。フラウンホーファー建築物理研究所(IBP)と独エンジニアリング会社のP+Zエンジニアリングも参加している。

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同プロジェクトでは、電気自動車の航続距離を伸ばすため、空調機器のエネルギー消費を抑えつつ、快適な温度環境を保てるような空調システムの開発を目指している。

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期間は2011年7月1日~2014年6月30日の3年間。予算は260万ユーロで、このうち50%を連邦教育研究省が支援している。

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同プロジェクトでは、車内全体を暖めるのではなく、シートヒーティングや小型換気装置などにより、局所的に温度を調整し、乗員が快適と感じるようなシステムの開発に取り組んでいる。

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このため、乗員が感知する温度を計測する新たな方法を開発したほか、シミュレーションプログラムにより、窓から差し込む光や窓ガラスから伝わる冷気、カーエアコンから出る暖かい風などに乗員の身体のどの部分が反応するかなどを研究している。

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