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2012/1/13

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この記事の要約

フランスのリサイクル業者。本社をパリに置き、フランス、ドイツ、ベルギーに拠点を持つ。従業員数は約600人。以下の4分野を事業とする:\ ◇ 自動車や産業用の使用済み電池のリサイクルによる鉛の生産\ ◇ 電池のケースや産業 […]

フランスのリサイクル業者。本社をパリに置き、フランス、ドイツ、ベルギーに拠点を持つ。従業員数は約600人。以下の4分野を事業とする:

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◇ 自動車や産業用の使用済み電池のリサイクルによる鉛の生産

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◇ 電池のケースや産業廃棄物(自動車部品、建築廃棄物など)のリサイクルによる樹脂(ポリプロピレン)の生産

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◇ 製鋼煙灰(電炉ダスト)からの亜鉛の生産および亜鉛を含む廃棄物からの酸化亜鉛の生産

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◇ 特殊金属(テルル化カドミウム、ヒ素、ガリウムなど)の生産

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同社は1881年に採鉱・精錬所として創業。1980年代の終わりごろから、採鉱事業の低迷を受けて、金属加工の技術を生かしたリサイクル事業に転向していった。

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中核事業は鉛の生産で、2010年は売上高の約70%を占めた。また、鉛の生産のうち使用済み電池のリサイクルによる生産が70%、残りの30%は鉱石からの生産となっている。使用済み電池の回収量は年1,100万個(13万1,000トン)を超えるという。

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使用済み電池は、廃棄物収集業者、ゴミ処理場、自動車部品業者、自動車修理工場、大型スーパーマーケットなどから回収。再生処理した鉛は主に電池メーカーに販売している。

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