Digital e-drive

シュツットガルト自動車・エンジン研究所(FKFS)、独自動車大手のダイムラー、独自動車部品大手のボッシュによる自動車用電気駆動システムに関する共同プロジェクト。自動運転、コネクテッドカーに対応した電気駆動システムを試験するためのデジタル技術の開発に取り組む。FKFS 、ダイムラー、ボッシュが10月11日、同プロジェクトに関する趣意書に署名した。

実施期間は6年間。FKFSは同プロジェクトに携わる若手研究者によるチームを結成する。実施期間中のプロジェクト予算はボッシュとダイムラーが分担する。

自動運転では駆動システムに極めて高い信頼性や安全性が求められるため、走行環境などによって駆動システムにどのような負荷がかかるかを調べる必要があり、電気駆動システムの弱点を知る必要がある、とプロジェクトの参加者は説明する。

研究チームは、システムシミュレーションなど、電気駆動システムのコンセプトやストラテジー開発に使用するデジタル技術を開発する。

FKFSは、若手研究者によるチームの他にも、電気駆動や自動運転に関する研究プロジェクトを計画しており、これらのプロジェクトで使用する電気駆動システムの試験装置を開発する方針を示している。

上部へスクロール