ドイツ連邦交通・建設・都市開発省がエレクトロモビリティーの研究プロジェクトの一環としてベルリンに建設したモデルハウス。ドイツのアンゲラ・メルケル首相とペーター・ラムザウアー連邦交通相が12月7日に開設した。
\同モデルハウスは、12月8日~来年の2月29日まで一般公開した後、来年3月から4人家族が15カ月間、実際に生活し、電気自動車を活用してエネルギーを有効利用する実証試験を実施する。
\ \同モデルハウスは、広さ約130平方メートルの一戸建てで、100%リサイクルできる材料を使用しているという。家賃は無料で、家具もそろっている。
\入居する家族は、両親と子供2人の構成で、ベルリン市内またはベルリン近郊に住んでおり、両親のどちらかが働いていることと、自動車免許を持っていること、子供は就学年齢であることが主な条件という。
\ \電気自動車は、ダイムラー、アウディ、BMW、オペル、フォルクスワーゲン(VW)が3カ月ずつ提供する。
\独業界誌『ATZオンライン』(電子版) によると、ダイムラーは非接触充電システムを装備した「Aクラス・Eセル」のほか、第2世代のスマート「フォーツー・エレクトリック・ドライブ」とスマート「Eバイク」を提供する。VWは「ゴルフ・ブルーeブルーモーション」2台、アウディは「A1 Eトロン」、オペルは「アンぺラ」を供給する。
\BMWは、「MINI E」と「アクティブE」を提供するほか、これまでの実証試験で使用したMINI Eの中古のリチウムイオン電池をモデルハウスの余剰電力を貯蔵する定置用電池として投入する計画という。
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