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2013/5/17

クローズアップ

Photonik Forschung Deutschland

この記事の要約

ドイツ連邦教育研究省(BMBF)によるフォトニクス(光工学)の助成プログラム。2012年1月に開始した。今後10年かけてフォトニクス研究を支援する連邦政府の戦略が背景にあり、当初の4年間は当該分野の研究開発プロジェクトに […]

ドイツ連邦教育研究省(BMBF)によるフォトニクス(光工学)の助成プログラム。2012年1月に開始した。今後10年かけてフォトニクス研究を支援する連邦政府の戦略が背景にあり、当初の4年間は当該分野の研究開発プロジェクトに年約1億ユーロを拠出する。

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同助成プログラムの一環として、自動車のLEDヘッドライトを開発する共同研究プロジェクトが進められている。エネルギー効率がよく様々な安全システムが組み込まれたアダプティブ・フロントライティング システム(AFS)の開発を目指している。

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同プロジェクトでは、独発光ダイオード(LED)メーカーのオスラム オプトセミコンダクターズが調整役を務めるほか、フラウンホーファー信頼性・マイクロインテグレーション研究所(IZM)、半導体大手のインフィニオン、自動車照明・電子部品大手のヘラー、自動車大手のダイムラーが参加している。期間は2013年2月1日~2016年1月31日まで。

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研究チームは、オプトエレクトロニクスやマイクロエレクトロニクス技術を活用し、走行速度に応じてライトの方向や照射範囲を自動調整するシステムを組み込むことを計画している。例えば、市街地では道路だけでなく、道端や歩道まで幅広く照らし、安全性を向上させることを目指している。

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