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2011/11/18

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EcoIslandパートナーシップ

この記事の要約

英ワイト島の再生可能エネルギープロジェクト。太陽光、風力、地熱、潮力、廃棄物発電の連携により、人口約14万2,000人のワイト島全体を2020年までにカーボンニュートラルにする計画で、将来はエネルギーを島の外部にも供給す […]

英ワイト島の再生可能エネルギープロジェクト。太陽光、風力、地熱、潮力、廃棄物発電の連携により、人口約14万2,000人のワイト島全体を2020年までにカーボンニュートラルにする計画で、将来はエネルギーを島の外部にも供給することを目指している。

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同プロジェクトは、IBM、東芝、英国の電力大手スコティッシュ・アンド・サザン・エナジー(SSE)、水道会社サザン・ウォーター、通信大手ケーブル・アンド・ワイヤレス・ワールドワイド、電解装置や水素燃料の貯蔵・補給装置メーカーである英ITMパワーによるコンソーシアムが実施している。

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ITMパワーのプレス発表によると、同社は発電量にバラつきのある風力や太陽光発電の余剰電力を加水分解して水素を生成し、燃料電池車や水素自動車に水素燃料を供給するシステムを提供する。第1段階として、水素燃料補給装置4台を設置する計画。また、一般世帯向けには太陽光発電による電力を使って水素を生成して貯蔵・補給する装置の「HBox Solar」と「HFill」も提供する。

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英『ザ・エンジニア』誌(電子版)によると、ITMパワーの水素貯蔵・補給装置は1日当たり最大100キログラムの水素を生成できる。これは乗用車100台またはバン20台に水素燃料を供給できる規模。家庭用装置では1日当たり最大1.5キログラムの水素を生成できるという。

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