ドイツ航空宇宙研究センター(DLR)、BMWの研究開発子会社BMW Group Forschung und Technik、独自動車部品大手シェフラーの3社がこのほど実施した電気自動車(EV)用インホイールモーターシステムの共同研究プロジェクト。電気自動車のホイール内に、駆動やスプリング機能を組み込む研究を実施。4月8日にミュンヘン近郊にあるBMWの試験場で研究成果を披露した。
\ \同プロジェクトでは、シミュレーションにより様々なコンセプトをテストした後、好結果を得られた技術でプロトタイプを製造し、MINI「カントリーマン」に組み込んだ。BMWの走行試験場やスウェーデンの冬季走行試験場でもテストしたという。
\ボンネット下の内燃エンジンがあった場所に試験装置を配置したほか、電動駆動装置は後ろ車軸に、充電池はトランクルームの下に配置した。カルダンシャフトが不要になるため、高い駆動性能にもかかわらず後輪部分の重量は通常モデルと変わらないとしている。
\ \同プロジェクトは、バイエルン州における研究開発力の強化を支援するバイエルン研究基金が支援した。
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