Applied.A.I

ミュンヘン工科大学(TUM)にある事業アイデアの実現支援を目的とする組織、ウンターネーマーTUM(UnternehmerTUM)が米半導体大手のエヌビディアと協力して発足した人工知能(AI)の新しいイニチアチブ。人工知能の普及を促進するため、企業、研究者、公的機関、学生が参加できるプラットフォームとしての役割を担う。

具体的には、◇会議などによる学術的な交流◇学生や従業員の人材育成◇人工知能を活用した新システムの開発支援――などを実施する。また、人工知能が経済や社会にもたらす影響についても議論する。

人材育成では、オンライン学習などを通して学生や従業員の人工知能に関する理解を深めることで人工知能の普及を後押しする。開発支援では、ロボット工学や自動車などでの自動システム、機械と人間の連携など、人工知能を活用した新システムの開発を支援する。

同イニチアチブには現在、26の企業が参加している。ドイツの大手では、アリアンツ(保険)、BMW(自動車)、ギーゼッケ・アンド・デブリエント(印刷)インフィニオン(半導体)、リンデ(産業ガス)、ポルシェ・コンサルティン(自動車)、ミュンヘン再保険(保険)、シーメンス(電機)、ワッカー・ケミー(化学)などが参加している。

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