欧州7都市が参加して実施する道路交通の安全性向上や渋滞緩和、エネルギー効率の改善を目指すプロジェクト。前方衝突警告システムや信号無視警告システムなどの実証試験を行う。実施期間は2013年1月1日~2015年12月31日まで。予算は1,000万ユーロで、欧州連合(EU)が500万ユーロを支援している。
\ \コンパス4Dには以下の7都市が参加している:ボルドー(フランス)、コペンハーゲン(デンマーク)、アイントホーフェン・ヘルモント(オランダ)、テッサロニキ(ギリシャ)、ヴェローナ(イタリア)、ビゴ(スペイン)、ニューキャッスル(英国)。
\実証試験には、バス、緊急車両、トラック、タクシーなど公的機関や民間事業者のほか、一般ドライバーも参加する計画という。
\ \英ニューキャッスル大学とニューキャッスル市の市議会は、同プロジェクトの一環として、赤信号で停止せずに交通の流れを円滑にするシステムの実証試験を実施している。
\車載通信システムが都市交通管理(UTMC)センターからデータを直接受信し、例えば、時速24マイルで走行すれば4カ所の交通信号を青で渡ることができる、といった情報をドライバーに直接知らせる仕組み。近くで発生している渋滞や路上の障害物、危険な運転をする車両などについてもドライバーに警告できる。
\同システムの実用化により同市中心部の渋滞緩和のほか、大気汚染問題の改善も見込めるとしている。
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