Agenda 4 plus One

独自動車・産業部品大手のシェフラーが将来の発展に向けて変化を促すため、2016年にスタートさせたプログラム。シェフラー・グループの長期的な価値上昇と競争力の確保を目的としている。

同プログラムでは、カテゴリーとして、「顧客重視」「オペレーショナル・エクセレンス」「財務の柔軟性」「リーダーシップとタレントマネジメント」の4カテゴリーのほか、プラス・ワンとして「長期的な競争力と価値上昇」を設けた。

プラス・ワンとなるカテゴリー「長期的な競争力と価値上昇」には、「エレクトロモビリティ」「インダストリー4.0」「デジタルアジェンダ」などが含まれる。

同プログラムでは、2022年までに3億ユーロの利益改善を目標としている。特別項目計上前の営業利益率で平均12~13%を再び確保することを目指している。一方で、シェフラーは同プログラムに約10億ユーロを投資する。

同プログラムに関連したイニシアチブは20に増えており、現在、従業員1,000人が同プログラムの実行に携わっているという。

例えば、イニシアチブ「明日の工場」では、中国の湖南省湘潭市にデジタル技術を駆使した近代的な工場を建設する。シェフラーは、同工場の建設に「Agenda 4 plus One」の枠組みから1億ユーロを投資する。

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