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2013/8/23

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この記事の要約

ドイツのルール地方で実施されている電気自動車(EV)を使用したカーシェアリングサービスのパイロットプロジェクト。デュースブルク・エッセン大学や、米自動車大手ゼネラルモーターズ(GM)の独子会社オペル、エッセン市、ライン・ […]

ドイツのルール地方で実施されている電気自動車(EV)を使用したカーシェアリングサービスのパイロットプロジェクト。デュースブルク・エッセン大学や、米自動車大手ゼネラルモーターズ(GM)の独子会社オペル、エッセン市、ライン・ルール地方で公共交通機関を運行するライン=ルール交通連盟(VRR)などが参加している。同プロジェクトの実施期間は18カ月で、8月15日に中間報告を発表した。

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同プロジェクトは都市交通の新たなコンセプトの開発を目的としており、公共交通機関とカーシェアリングサービスの連携の可能性などを実証試験する。プロジェクト開始当初は、EV30台を12カ所のステーションに配置していたが、現在は、EVが40台、ステーションも25カ所に増えた。

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 EVはオペル「アンペラ」のほか、ダイムラーの超小型車ブランド、スマートの「スマート・エレクトリック・ドライブ」、日産「リーフ」、ルノー「トゥイジー」を使用している。

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このほど発表した中間報告によると、登録者数は452件で、うち法人は60件を超える。利用者数は延べ650人で、走行距離は計5万キロメートルに達した。走行距離は1~6キロメートルが全体の75%を占め、100キロメートル以下は全体の約90%を占めた。利用者の平均年齢は約30歳で、男性が多く、女性は全体の10%にとどまっている。

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同プロジェクトでは、来年のプロジェクト終了までに登録者数で400人を目標としていたが、中間報告の時点ですでに目標を達成し、利用は好調であると報告している。

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