ZF Pars SSK

独自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンがこのほどイランの首都テヘランに設立した現地法人。当初は従業員約10人でスタートし、事業展開に合わせて増員する。

ZFは、欧米が今年初めイランに対する経済制裁を解除すると発表したことを受け、今後は同国における自動車部品の需要が大幅に拡大すると見込んでいる。現地法人を通してイラン事業を統括するとともに、新規事業や新規顧客の開拓も進める。

ZFは約30年前からイランで事業を展開しており、1980年代には合弁事業S.S. Charkheshgarに16.7%を出資した。同合弁事業ではイラン北部のタブリーズにある工場で商用車用トランスミッションを生産し、主に都市バス向けに供給してきた。合弁事業は継続する方針で、事業拡大や工場の近代化も視野に入れている。

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