経済のためのデジタル技術(PAiCE)

連邦経済エネルギー省(BMWi)が経済分野におけるデジタル化への移行を支援するため2015年10月に発足した助成プログラム。プロダクトエンジニアリング、物流、サービスロボット、産業用3Dアプリケーション、産業用通信技術などを対象にしている。総額で約5,000万ユーロを支援する。

同プログラムは、ドイツの製造拠点としての競争力強化と付加価値の高い製品を供給する世界的なトップメーカーとしての競争力を高めることを目的としている。産学の協力により、革新的なアイデアや学術的研究の製品化・実用化を促す狙いがあり、特に中堅企業の支援を重視している。

プロジェクトの実施期間は、2016~2020年の36カ月から最長48カ月まで(48カ月の実施期間はプラットフォームプロジェクトを想定したものであり、36カ月を超える場合は特別な理由説明を記載する必要がある)。応募締め切りは2016年3月21日。

ドイツ政府は2006年に開始した研究開発およびイノベーションのための包括的な国家戦略「ハイテク戦略」や2014年8月20日に閣議決定したIT戦略の行動計画「デジタル・アジェンダ2014-2017」などを通して、ドイツ産業の競争力強化に寄与する技術革新を支援し、産業のデジタル化を推し進めている。

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