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2013/7/26

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H2Sense

この記事の要約

ドイツ連邦材料試験局(BAM)が調整役を務める水素センサーに関する調査プロジェクト。現在、世界で販売されている水素センサーの性能を調査するほか、今後どのような性能を持ったセンサーの需要があるかを分析する。また、規制・基準 […]

ドイツ連邦材料試験局(BAM)が調整役を務める水素センサーに関する調査プロジェクト。現在、世界で販売されている水素センサーの性能を調査するほか、今後どのような性能を持ったセンサーの需要があるかを分析する。また、規制・基準に関する情報や、センサーの普及拡大を妨げる障壁についても調査する意向という。これらの情報は今後の製品開発や販売戦略に生かしていく方針。

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例えば、燃料電池車には、燃料電池、タンク、乗員室などに水素センサーが配置されている。水素漏れによる爆発を防ぐためで、センサーは極めて正確かつ迅速に機能することが求められる。また、普及を促進するためには、エネルギー消費が少なく、価格競争力も高いセンサーが求められる。

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同プロジェクトは、欧州連合(EU)の欧州委員会と水素および燃料電池関連企業、研究機関が発足させた燃料電池水素共同実施機構(FCH-JU)が資金援助している。

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また、BAM(ドイツ)、欧州委員会の共同研究センター(JRC)の一部であるエネルギー・輸送研究所(IET、オランダ)、センサーメーカーのAppliedsensor(ドイツ)、Umweltsensortechnik(ドイツ)、Sensitron(イタリア)、バーデン・ヴュルテンベルク太陽エネルギー水素研究センター(ZSW、ドイツ)の6パートナーが参加している。

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さらに、米エネルギー省によるコンソーシアムとも共同プロジェクトや情報交換などで協力する。

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