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ロボットを活用した電動車の車載バッテリーと電気駆動装置の解体に関する産学連携プロジェクト。

解体作業を産業化、自動化できるかを検証するデモンストレーションプロジェクトで、◇コンセプトの開発◇技術開発◇システムの統合・検証――の3フェーズで構成される。

経済性、規制順守に配慮した解体工程を実用化できれば、電動車の持続可能性の向上(環境負荷の低減)、省資源、ドイツの産業立地としての競争力強化などに寄与することができる。

3フェーズのうち、コンセプトの開発では、バッテリーモジュールの構造を分析し、解体手順を検証する。技術開発では、解体技術やエンドエフェクタ(ロボットアームの端にあるデバイス)の開発、解体工程を監視するためのセンサー技術の導入などに取り組む。第3フェーズでは総合的なシステム統合と解体工程の検証を行う。

実施期間は2019年12月1日~2022年11月30日まで。プロジェクトには、フラウンホーファー・生産技術・オートメーション研究所(IPA)やカールスルーエ技術研究所(KIT)、自動車大手ダイムラーのメルセデスベンツ、電機大手のシーメンスなど産学から13パートナーが参加している。また、バーデン・ヴュルテンベルク州は、当該プロジェクトに1,300万ユーロを支援している。

プロジェクトの参加企業・機関は下記の通り:

● acp systems AG

● ブランデンブルク工科大学(コットブス)物理化学学科

● CTC battery technology GmbH

● CUTECクラウスターラー環境技術研究センターERLOS GmbH

● ERLOS GmbH

● フラウンホーファー・生産技術・オートメー ション研究所(IPA)

● Greening GmbH & Co. KG

● エスリンゲン応用科学大学

● カールスルーエ技術研究所(KIT)・工業生産研究所(IIP)

● カールスルーエ技術研究所(KIT)・wbk生産技術研究所

● Mercedes Benz AG

● Siemens AG

● Silberland Sondermaschinenbau GmbH

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