スウェーデン商用車大手のスカニアは6月25日、南オーストラリア州のインフラ運輸省(DIT)から電気バス60台を受注したと発表した。アデレード市内での運行を目的とするもので、今年後半に生産を開始し、11月からの納車を予定する。契約には2029年6月まで毎年追加発注できるオプションが含まれる。取引額は明らかにされていない。
供給するバスは2軸式低床モデル「Kシリーズ」。定員は43人で、複数の先進運転支援システム(ADAS)を搭載し、最大航続距離は400キロメートル以上となる。車体は豪ボルグレンが製造する。
南オーストラリア州は1,000台以上のバス車両について電動化への切り替えを進めており、すでにスカニアの車両が825台運行している。