西アントリン、タイに新工場開設

 スペインの自動車内装部品大手アントリンは 10 日、タイに新工場を開設したと発表した。東南 アジア事業を強化する戦略の一環。現地に拠点を置く自動車 OEM に対し、電気自動車(EV)や ハイブリッド車(HV)向けの内装部品を迅速に供給する。投資額は明らかにされていない。

 新工場ではヘッドライナー、ドアパネル、コックピットなどの内装部品を生産する。特に吸音 材の高度な生産機能、専用の組み立てライン、試験施設などを備える。すでに米フォード、ベト ナムのビンファスト、中国比亜迪(BYD)、長安汽車などと製品の供給契約を結んでいる。

 アントリンはすでにアジア地域で 32 の工場と 8 つの技術営業拠点(TCO)に従業員 3,800 人以 上を抱える。

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