独自動車部品大手のコンチネンタルは24日、ハノーバー (独)の再生タイヤ工場に自律移動ロボット (AMR)を導入し、倉庫から製造エリアへのタイヤ搬送を自動化する計画を発表した。
工場におけるタイヤの内部輸送でAMRを導入するのは同社初。これにより、物流業務を合理化し、作業効率と安全性の向上、および従業員の負担軽減を図る。導入されるAMRはドイツの倉庫管理・物流システムの専門企業、システムズ・アンド・モアが開発したもので、最大800キログラムの荷物を運ぶことができる。
AMRは工場のフロア全体を独立してナビゲートし、レーザーセンサーと特殊カメラを使用して人やフォークリフト、その他の障害物を検出して回避する。
コンチネンタルのハノーバー工場は、すでに自動保管システムとフォークリフトなしの生産方式を採用しており、今回のAMR導入は、このデジタル化・自動化戦略をさらに進めるものとなる。

