独自動車部品大手のコンチネンタルの傘下で、非タイヤのゴム・樹脂製品を手がけるコンチテックは21日、2028年までに年間1億5,000万ユーロのコストを削減する新たな計画を発表した。すでに進行中の構造調整プログラムと合わせ、コスト削減効果は2028年までに累積で約5億ユーロに達する見込み。
この新たな計画では、本社機能のスリム化と、顧客への提供価値を高めるために事業構造を刷新する。具体的には、既存の5つの事業部門を、自動車、産業、特殊用途の3つに再編する。これらの組織再編により、意思決定の迅速化、市場投入までの期間短縮、および顧客の個別ニーズへの対応力を高める。
コスト削減目標には、人員削減も含まれており、2025年3月末までに、ドイツのハノーバー本社で約1,200人の職を減らす見込み。
