Thyssen

ティッセンクルップ

独鉄鋼大手ティッセンクルップ・スチールは4日、出資先の同業ヒュッテンヴェルケ・クルップ・マンネスマン(HKM)、および蘭ロッテルダム港湾公社(PRA)と共同で水素プロジェクトを検討すると発表した。ロッテルダム港を通した水 […]

ティッセン―巨額赤字計上、1-3月純損失9.5億ユーロに―

鉄鋼系複合企業の独ティッセンクルップ(エッセン)が12日発表した2020年1-3月期(第2四半期)決算の純損益は9億4,800万ユーロの赤字となり、赤字幅は前年同期の1億7,300万ユーロから大幅に膨らんだ。

営業損益(EBIT、調整済み)は8,000万ユーロの赤字となり、前年同期の黒字(2億4,000万ユーロ)から悪化した。

売上高は101億800万ユーロで、5%減少。

ティッセンクルップ―管理部門スリム化―

マルティーナ・メルツ暫定社長が8日、管理職を対象とした講演で明らかにしたもので、自動車部品部門と産業ソリューション部門(プラントエンジニアリングと造船)の本部で従業員およそ300人を削減する。

収益力が高いエレベーター部門の新規株式公開(IPO)ないし売却を実施し、財務基盤を強化する方針へと転換した。

ティッセンクルップは自動車部品と産業ソリューション部門の合弁化を模索している。

Thyssen:ティッセンクルップ、社長を実質解任

同社では前社長と監査役会長が株主と対立して昨年7月に辞任しており、ケルクホッフ社長が退任することで、社長が2人続けて任期を全うできない異例の事態となった。

エレベーター部門のIPO/売却を実施することではキルヒホッフ社長とセビアンなどの間に意見の違いはなかったが、エレベーター部門の過半数株を保持したい同社長と、同部門の株式をすべて売却して特別配当を支給するよう求めるセビアンなどの間で対立が発生。

ティッセン株15.08を保持する第2位株主で、前社長と前監査役会長に対しても激しい批判を展開していた。

Thyssen:ティッセンクルップ―社長を実質解任―

同社では前社長と監査役会長が株主と対立して昨年7月に辞任しており、ケルクホッフ社長が解任されることで、社長が2人続けて任期を全うできない異例の事態となっている。

エレベーター部門のIPO/売却を実施することではキルヒホッフ社長とセビアンなどの間に意見の違いはなかったが、エレベーター部門の過半数株を保持したい同社長と、同部門の株式をすべて売却して特別配当を支給するよう求めるセビアンなどの間で対立が発生。

ティッセン株15.08を保持する第2位株主で、前社長と前監査役会長に対しても激しい批判を展開していた。

Thyssen:ティッセンクルップ―エレベーター部門売却も―

これまでは新規株式公開(IPO)を優先する姿勢を示していたが、景気低迷でIPO環境が悪いことから、IPOの準備と並行して売却手続きを開始した。

ティッセンは5月、同社と印タタ製鉄の欧州鉄鋼事業を合弁化する計画を断念した際、財務力の強化に向けて収益力が最も高いエレベーター部門のIPOを実施する方針を打ち出した。

だが、世界的な景気の低迷でIPOをしにくい状況が続いていることから、売却手続きも並行して進めることにした。

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