2010/1/11

総合 –EUウオッチャー

EUの外国人居住者、総人口の6%に

この記事の要約

EU 27カ国に住む外国人が3,077万人に上ることが、EUの最新統計で明らかになった。外国人居住者の比率はEU総人口の6.2%となる。各国に住む外国人のうち1,130万人は他のEU加盟国の国籍を持つ人。残りが域外出身者 […]

EU 27カ国に住む外国人が3,077万人に上ることが、EUの最新統計で明らかになった。外国人居住者の比率はEU総人口の6.2%となる。各国に住む外国人のうち1,130万人は他のEU加盟国の国籍を持つ人。残りが域外出身者で、うち600万人が欧州、470万人がアフリカ、370万人がアジア、320万人が米大陸となっている。

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この統計は、12月18日の国際移民デーに合わせてまとめたもの。2008年1月1日時点のデータに基づいている。外国人居住者が最も多いのはドイツで、総人口の8.8%に相当する約730万人に上る。トルコからの移民が4分の1を占めている。このほかスペイン(530万人)、英国(400万人)、フランス(370万人)、イタリア(340万人)が100万人を超える。最小はマルタの1万5,000人。一方、人口に占める外国人の割合をみると、ルクセンブルクが43%で最多。以下、ラトビア(18%)、エストニア(17%)、キプロス(16%)、アイルランド(13%)、スペイン(12%)、オーストリア(10%)が高い。ルクセンブルクではポルトガル人居住者が外国人全体の4割近くに達している。その多くが単純労働に従事しているとみられる。

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