2010/2/1

欧州ビジネスウオッチ

独企業景況感、10カ月連続で改善

この記事の要約

ドイツのIfo経済研究所が1月26日発表した同月の独企業景況感指数(2000年=100)は95.8と、前月の94.6から1.2ポイント上昇し、リーマンショックが起こる2カ月前の08年7月の水準まで回復した。同指数の改善は […]

ドイツのIfo経済研究所が1月26日発表した同月の独企業景況感指数(2000年=100)は95.8と、前月の94.6から1.2ポイント上昇し、リーマンショックが起こる2カ月前の08年7月の水準まで回復した。同指数の改善は10カ月連続。事業の現状判断を示す指数と今後6カ月の見通しを示す期待指数がともに上昇しており、Ifoのハンスヴェルナー・ジン所長は「経済の回復は年初も継続している」との見方を示した。

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現状判断指数は91.2となり、前月の90.4から0.8ポイント上昇した。改善は09年7月から7カ月連続。期待指数も13カ月連続で上がり、月の98.9から100.6に上昇した。

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部門別では製造業が特に好調で、国外事業の見通しは大幅に良くなっている。不振が目立つ機械業界でも稼働率は昨秋に比べ高まっているという。

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建設業界では期待指数が大幅に改善した。厳しい寒波と積雪の影響で現状判断はやや悪化している。卸売業界では景況感の改善が続き、小売業界は横ばいを保った。

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