2010/2/8

欧州ビジネスウオッチ

シェル、ブラジルのエタノール最大手と合弁

この記事の要約

英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルは1日、ブラジル最大のエタノール・砂糖生産会社であるコザンと合弁会社を設立することで合意したと発表した。合弁会社は両社のブラジル事業を統合するもので、120億ドル規模のエネルギー会社となる。今 […]

英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルは1日、ブラジル最大のエタノール・砂糖生産会社であるコザンと合弁会社を設立することで合意したと発表した。合弁会社は両社のブラジル事業を統合するもので、120億ドル規模のエネルギー会社となる。今後18カ月をかけて詳細を詰める。

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合弁会社は折半出資の見通し。シェルは16億2,500万ドルを出資する。コザンは合弁会社にブラジル国内のエタノール生産、製糖、発電、燃料小売り事業などを移管。シェルはブラジルの燃料小売り、航空燃料事業を移す。新会社が持つ給油所は国内3位の4,500に上る。エタノール事業では、当面は国内への供給に集中するが、将来的には輸出も手がける方針だ。

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