2010/2/22

産業・貿易

1月のEU新車販売は12.9%増、ドイツは低迷

この記事の要約

欧州自動車工業会(ACEA)が16日発表したEU(マルタ、キプロスを除く25カ国)の1月の新車販売(登録)台数は105万8,868台となり、前年同月から12.9%増加した。西欧諸国の多くで実施されている新車買い替え補助制 […]

欧州自動車工業会(ACEA)が16日発表したEU(マルタ、キプロスを除く25カ国)の1月の新車販売(登録)台数は105万8,868台となり、前年同月から12.9%増加した。西欧諸国の多くで実施されている新車買い替え補助制度の効果が続き、8カ月連続で伸びを記録した。ただ、同制度が終わったドイツで減少に転じるなど息切れの兆しも出ており、伸び率は11月の26.9%をピークに鈍化。12月の16.4%増に続き2カ月連続で前月を下回った。(表参照)

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主要市場ではイタリアが30.2%増、英国が29.8%増となったのをはじめ、フランス、スペインで増えた。ドイツは4.3%減だった。また、西欧15カ国では15.7%増だったのに対して、中東欧10カ国は23.5%減と明暗が分かれた。

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欧米の主要グループで販売が減ったのは独ダイムラーだけ。とくに仏ルノーが59.5%増と好調だった。最大手の独フォルクスワーゲン(VW)は13%増。日本車はトヨタが10.8%、日産が30.3%、スズキが7.7%の幅で増加。ホンダ、マツダ、三菱は落ち込んだ。

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