2010/3/8

総合 –EUウオッチャー

10-12月のユーロ圏低成長、設備投資・個人消費の不振響く

この記事の要約

EU統計局ユーロスタットは4日、2009年10-12月期の域内総生産(GDP)統計の詳細を発表した。これによると、ユーロ圏のGDP成長率は速報値と同じ前期比0.1%で、前期の0.4%から失速。設備投資、個人消費の不振が景 […]

EU統計局ユーロスタットは4日、2009年10-12月期の域内総生産(GDP)統計の詳細を発表した。これによると、ユーロ圏のGDP成長率は速報値と同じ前期比0.1%で、前期の0.4%から失速。設備投資、個人消費の不振が景気回復の足を引っ張っていることが確認された。(表参照)

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ユーロ圏では輸出が1.7%増と好調だった。しかし、設備投資が0.8%減となり、前期の0.9%減に続いて落ち込んだ。個人消費も伸び悩み、横ばいだった。業種別では鉱工業が0.3%増となった一方、建設が1.1%減と低迷した。

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EU27カ国ベースのGDPも前期比0.1%増となり、速報値と変わらず。09年通期の成長率はユーロ圏が4.1%、EUが4.2%で、いずれも速報値から0.1ポイント下方修正された。

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