2010/3/15

総合 –EUウオッチャー

ルーマニア・ラトビアに追加融資、金融危機支援で=EU

この記事の要約

欧州委員会は11日、リーマンショックに端を発した金融危機で大きな打撃を受けたルーマニア、ラトビアへの追加融資を実施した。EUが金融危機に見舞われた非ユーロ圏諸国を対象に実施する金融支援の一環で、融資額はルーマニアが10億 […]

欧州委員会は11日、リーマンショックに端を発した金融危機で大きな打撃を受けたルーマニア、ラトビアへの追加融資を実施した。EUが金融危機に見舞われた非ユーロ圏諸国を対象に実施する金融支援の一環で、融資額はルーマニアが10億ユーロ、ラトビアが5億ユーロ。

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EUは2009年初め、国際通貨基金(IMF)などと共同で、ルーマニアに総額200億ユーロ、ラトビアに75億ユーロの緊急融資を行うことを決定。EUの融資額はルーマニア向けが50億ユーロ、ラトビア向けが31億ユーロとなっている。

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ルーマニアへの融資は、すでに実行された15億ユーロに続く第2弾。融資枠の半分を使ったことになる。一方、ラトビアへの融資は第3弾で、実行総額は27億ユーロに達した。

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両国への融資は、財政再建に取り組むことが条件。ともに2012年までに財政赤字をGDP比3%以下に抑えることが求められている。欧州委は財政再建が軌道に乗っているとして、今回の追加融資を決めた。

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