2010/3/29

欧州ビジネスウオッチ

独企業景況感、3月は大幅改善

この記事の要約

ドイツのIfo経済研究所が24日発表した3月の独企業景況感指数は98.1で、前月の95.2から2.9ポイント上昇した。ユーロ安のほか、厳しい寒波が過ぎ去り個人消費や建設工事が活発化したことが大きい。景況感は製造、小売、卸 […]

ドイツのIfo経済研究所が24日発表した3月の独企業景況感指数は98.1で、前月の95.2から2.9ポイント上昇した。ユーロ安のほか、厳しい寒波が過ぎ去り個人消費や建設工事が活発化したことが大きい。景況感は製造、小売、卸売、建設の4部門すべてで上昇しており、Ifoのハンスヴェルナー・ジン所長は「経済にも春が到来した」と述べた。

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事業の現状判断を示す指数が特に大きく改善し、前月の89.8から94.4に上昇した。今後6カ月の見通しを示す期待指数も100.9から101.9に上がった。

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2月は企業景況感指数が11カ月ぶりに悪化した。積雪が相次ぎ路面が広い範囲で長期間、凍結したことで消費者が外出を抑制。その直撃を受けた小売業を中心に現状判断が悪化した。

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