EU統計局ユーロスタットは4日、2010年1-3月期の域内総生産(GDP)統計の詳細を発表した。これによると、ユーロ圏のGDP成長率は前期比0.2%で、速報値から据え置き。個人消費、設備投資が低迷し、成長率は日本の1.2%、米国の0.8%を大きく下回る水準にとどまった。(表参照)
\前年同期比では0.6%となり、速報値の0.5%から0.1ポイント上方修正された。EU27カ国ベースのGDP成長率は前期比0.2%、前年同期比0.5%となり、前年同期比は0.2ポイント上方修正された。
\ユーロ圏では輸出が前期比2.5%増と好調だった。しかし、内需の柱となる個人消費が0.1%減と低迷。新車買い替え奨励策がフランス、イタリアなどで終了したことが大きな要因とみられる。また、設備投資も1.1%減と落ち込んだ。
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