2010/7/12

総合 –EUウオッチャー

2010年のユーロ圏成長率、1%に据え置き=IMF

この記事の要約

国際通貨基金(IMF)は7日発表した最新の世界経済見通しで、世界全体の2010年の成長率を4.6%とし、前回予測(4月)の4.2%から0.4ポイント上方修正した。上期に予想を上回る成長を示したことを受けたもの。ただ、ユー […]

国際通貨基金(IMF)は7日発表した最新の世界経済見通しで、世界全体の2010年の成長率を4.6%とし、前回予測(4月)の4.2%から0.4ポイント上方修正した。上期に予想を上回る成長を示したことを受けたもの。ただ、ユーロ圏については、ギリシャなどの財政危機による信用不安を不安材料とし、成長率を前回と同じ1%に据え置いた。2011年については、世界全体が4.3%と前回から据え置いた一方、ユーロ圏は1.5%から1.3%に下方修正された。

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ドイツの2010年の予想成長率は1.4%となり、前回から0.2ポイント上方修正。2011年については0.1ポイント下方修正して1.6%とした。フランスは2010年が1.4%、11年が1.6%で、それぞれ0.1ポイント、0.2ポイントの幅で下方修正された。イタリアは2010年が0.9%と、0.1ポイント引き上げられたが、2011年は0.1ポイント下方修正の1.1%となった。スペインは2010年がマイナス0.4%、11年が0.6%。2010年は前回から据え置かれたが、11年は0.3ポイント下方修正された。

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