オランダの郵便物流大手TNTは2日、郵便事業と急送便事業を完全分離する意向を表明した。取扱高の減少で苦戦が続く郵便事業を切り離し、新興市場を中心に成長が見込める急送便事業に集中する。
\TNTは来年までに両事業を分離する計画。不振の郵便事業については、売却、上場などを検討する。
\同日発表されたTNTの2010年4-6月期(第2四半期)決算の純利益は300万ユーロで、前年同期から96%減少。郵便事業のリストラで1億6,800万ユーロの引当金を計上したことが響いた。売上高は9.6%増の27億7,100万ユーロ。
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