2010/8/30

欧州ビジネスウオッチ

独企業景況感、8月も改善

この記事の要約

ドイツのIfo経済研究所が25日発表した8月の独企業景況感指数(2000年=100)は106.7となり、前月から0.5ポイント上昇した。現状判断を示す指数が前月の106.8から108.2へと1.4ポイント上がり、全体を押 […]

ドイツのIfo経済研究所が25日発表した8月の独企業景況感指数(2000年=100)は106.7となり、前月から0.5ポイント上昇した。現状判断を示す指数が前月の106.8から108.2へと1.4ポイント上がり、全体を押し上げた格好。今後6カ月の見通しを示す期待指数は105.6から105.2へと低下しており、ドイツ経済回復のスピードは今後、鈍化すると予想される。

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部門別でみると、製造業は現状判断が良好だったものの、期待指数はやや悪化した。世界経済の減速見通しを受け国外事業の先行きに雲が差してきたことが背景にある。ただ、雇用については拡大を予定する企業が依然として多い。

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小売業では現状判断と期待指数がともに改善。卸売業では両指数とも悪化した。建設業は現状判断が悪化したものの、期待指数は改善している。

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